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訪問介護事業所、2024年倒産件数急増!9割が小規模事業所

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小規模の訪問介護事業所が次々と倒産

2024年、介護事業所の倒産件数が急増しています。 東京商工リサーチの調査によると、2024年1月から6月までの介護事業所倒産件数は81件に達し、介護保険法施行以来の最多件数を更新しました。特に、訪問介護事業者の倒産が40件と、全体の半数近くを占めており、その中の9割に当たる34件が従業員10名未満の小規模な事業所となっています。

この急増の背景には、人手不足と物価高による経営悪化が挙げられます。 訪問介護事業は、もともと求人倍率が最も厳しい業種として知られており、近年さらに深刻化しています。さらに、コロナ禍やウクライナ情勢による物価高騰も経営を圧迫し、多くの事業者が倒産の危機に直面しているのです。

小規模事業者は、特にこうした状況の影響を受けやすいと言えます。人材確保や資金繰りが難しく、経営基盤が脆弱なため、倒産に追い込まれるケースが多いのです。

訪問介護事業所の起業を検討している方は、これらの状況を十分に理解した上で、慎重に判断する必要があります。単に高齢化社会の需要だけを見て参入すると、思わぬ落とし穴にはまる可能性があります。

訪問介護事業所を起業したいと思っているなら

このように厳しい訪問介護事業所ですが、それでも起業したいとおもっているなら、以下の点について十分に調査・検討しましょう。

人材確保対策: 介護職員の確保は、訪問介護事業運営の最重要課題です。採用計画だけでなく、離職防止策も検討する必要があります。訪問介護の有効求人倍率は15倍を超えており(2023年厚生労働省)、これは、一人訪問介護事業所に就職したいという人がいれば、15の訪問介護の働き口があるということです。これは、厳しいと言われている他の介護事業所の5倍近い数字でもあります。訪問介護事業所を開業したとしても、相当に厳しい採用合戦が待っていて、ほとんど採用応募は来ないと考えるのが正しい認識です。

資金繰り: 運転資金だけでなく、設備投資や将来の成長に向けた資金も必要となります。融資制度や補助金制度などを活用しましょう。

経営ノウハウ: 介護保険制度や経営に関する知識を習得する必要があります。研修会やセミナーへの参加、コンサルタントの利用などが有効です。

ユニークな仕組みで成長を続けるファミーユで経営者を目指す

訪問介護事業は、やりがいのある仕事ですが、同時に厳しい経営環境にも直面するリスクのある決断が必要になります。起業するにしても、まずは、リスクなく、訪問介護事業に勤め、マネジャー・経営者としての経験を積むのが早道になります。

ファミーユは、以下のユニークな仕組みを持ち、採用市場において競争力がある事業所です。ファミーユでマネジャー、更には経営者になれる実力をつけ、経営者としてのキャリアを積んでいくことができます。

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草野淳@ファミーユグループ代表 
東北大学法学部卒業。アマゾン・ミスミグループなど国内外の人事マネジャーを歴任。人事制度・評価制度の構築の他、独学でITを習得し、多くの人事関連の業務効率化を主導。関連書籍も執筆。2021年からファミーユヘルパーサービス名北の管理者兼サービス提供責任者。


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