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小規模介護事業所のためのM&A・事業承継ガイド|後継者問題を前向きに考える

M&A
目次

介護業界では今、M&Aや事業承継の重要性が高まっています。
特に、小規模な事業所では「後継者がいない」「経営の体力が限界」といった悩みを抱えるケースも少なくありません。
この記事では、介護業界のM&A動向や事業承継の基本、メリット・デメリット、成功のポイントまでをやさしく解説します。

なぜ今、介護業界でM&Aが注目されているのか?

以下のような背景から、M&Aに関心を持つ事業者が増えています。

  • 後継者が見つからない

  • 体力的・精神的に経営が限界

  • 従業員の雇用や利用者の生活を守りたい

  • 経営基盤を強化したい

M&Aは単なる「買収・売却」ではなく、事業を未来へつなぐ前向きな手段として活用されています。

M&Aのメリット・デメリット

メリット

  • 後継者探しの不安や手間を軽減できる

  • 職員の雇用や利用者の生活を守ることができる

  • 経営基盤の強化やサービス拡充につながる

デメリット

  • 事業所の価値評価が不透明なこともある

  • 経営権の移行により職員の不安が生まれやすい

  • 組織文化の違いで摩擦が生じる可能性がある

M&A成功のカギとは? 〜3つのチェックポイント〜

経営理念や価値観を共有できる相手か
 → 想いを継いでもらえるかが重要です。

情報を開示し、誠実な対話ができるか
 → 数字だけでなく信頼が築ける相手かどうか。

職員や利用者へ丁寧に説明できる体制か
 → 突然の変化は現場を混乱させます。不安に寄り添う配慮が必要です。

M&A後の職場づくりも大切

経営が変わると、職員は「これからどうなるの?」と不安になります。
だからこそ、以下のような対応が求められます。

  • 顔の見える関係づくりを大切にする

  • 現場のやり方をいきなり変えない

  • 丁寧な対話を重ね、信頼関係を築く

こうした“やさしい変化”が、安心と安定した移行につながります。

安心して託せる相手とは?

M&Aの相手を選ぶ際は、経営力だけでなく「人としての姿勢」も大切です。

たとえば、以下のような相手なら、安心して未来を託せるかもしれません。

  • 利用者・職員・地域への“恩”を大切にしている

  • 数字より“人”を大切にする文化がある

  • 現場のやり方を尊重し、急な変化を求めない

〜事業承継は“想い”をつなぐこと〜

M&Aや事業承継は、単なる「経営の引き継ぎ」ではありません。
それは、これまで築いてきた想いや歩みを、未来へつなぐためのバトンリレーです。

たとえ事業を離れても、職員や利用者の暮らしが守られ、地域の介護が続いていくこと。
それこそが、介護事業者としての責任の果たし方の一つかもしれません。

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田中恵理子@ファミーユ採用マーケティング担当著者:田中恵理子@ファミーユ採用マーケティング担当
介護現場・保育現場の経験、それに加えて、IT・SNSマーケティングについての関心が強く独学を続けてきました。ファミーユの良さを日々伝えていきたいと思っています。




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